2016/07/12

スタンス(STANCE) 「エピタフ(Epitaph)」


選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられて初の国政選となったこの度の参院選。投票に出向いたその帰り道、政治のことではなく選挙と云う制度をふと考えた。誰もが納得し幸福な社会を形成して行く為の手段として、選挙という多数決は民意を表すものとして異議はないものと感じていたが、ある事に気付いた。

それを簡単にまとめると、


候補A=老人に優しい
候補B=老人に優しいが次世代の事も重要視する
候補C=次世代の事を重要視する


という3つの選択肢があったとして、投票率の多くが「高齢者」のものであれば候補Aが勝利する。A-B-Cの順で票が集まる。逆に若者の投票率が多ければ、候補Cが勝利する。C-B-Aの順で票が集まる。投票は第一希望のみであるので自分が共感するテーマを色濃く表す候補者および政党にその一票を投じる。

社会全体、全世代を考えた場合は「候補B=老人に優しいが次世代の事も重要視する」が最も民意の公平な妥協点に当たるが、選挙が一人一票の多数決である以上候補Bがトップになることは難しい。なぜならば、選挙に出向くとリアルに感じるが、投票する側は選択するだけなので自分を取り巻く世界観でしか考えられないものである。

もしも老人と若者が全く同じ数だとして、倫理観のある老人が多く、若者は自分の事しか考えられない世論だとすれば老人の票は候補A=と候補Bに割れ、若者の票は候補=Cに票が集まり候補=Cが民意という事になる。

多数決は民主主義の代名詞のように言われるが、一番人気と、一番の妥協点は違うので多数決は絶対ではないなと考える。1つだけ選ばなくてはならない場合は何かを振り切って選択しなければならないが、その振り切ったものは意見の異なる者同士の間にある誰しもがまあまあ良いと思う共通項であるかもしれず、「誰しもがまあまあ良いと思うカテゴリー」ではトップかもしれないので着目すべきポイントと考えている。

誰もが良いと思っていても選ばれない。
民意の公平な妥協点を浮き彫りにする手段として最も相応しい「多数決」も環境や状況により様相を変えるものなのかもしれないなという事を考えた。が、結論は出なかった。







スタンス(STANCE) 「エピタフ(Epitaph)」

Garage.U.Wの製品を企画する際、いつも悩む事がカラーとサイズの数の割り振り。

色とサイズの組み合わせで、1位3ポイント、2位2ポイント、3位1ポイントと事前に統計を取れば「一番人気」と「誰しもがまあまあ良い」と思うものは浮き彫りになるが、残念ながらそれはナンセンスである。

だからこれまでの経験や対話から学び、自らの頭の中にあるプランを融合させ、未来を予見しながら、頭を悩ませる。書き込む数字は予想でしかないが、経験に裏付けられた直観を駆使し数値で表せる未来を出来る限り正確に予見する姿勢、つまりはバジェットの事をスタンス(STANCE) 「エピタフ(Epitaph)」と呼ぶ。

さらに「選挙」さながらの揺るぎなさを持つ取り組みが受注会。それはまさにエピタフ・レクイエム(Epitaph Requiem)」お客様の声がダイレクトに反映されるという意味ではこれ以上ない正確な未来図である。




※ウイットです








Garage.U.W C:MELTON CHESTER COAT の受注会を開催中でございます。

決定版ともいえるシルエットと上質なウール生地でございます。ボタンなど付属は極力目立たない物にこだわり、シルエットと生地の上質感を際立たせております。着画像のようにリラックスした普段着にも、フォーマルよりな装いにも取り入れて頂くことが出来るチェスターコート。MADE IN JAPANのテーラーリングを背景にしたGarageにしかない逸品でございます。

御予約は大変お得になっております、また御予約頂いたカラー・サイズはお客様の物として確実に生産させて頂きます。どうぞお気軽にお声掛けくださいませ。宜しくお願い申し上げます。










Garage(ガレージ)

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